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卒業しました

先月、イギリスの大学院の卒業式がありました。

クラスメイトと最後に会ったのは昨年の6月だったので、久しぶりの再会。

同じコースの9人中、式に出席したのは6人。先生方は誰も来られず・・・

海外の大学院となるとそんなものなんでしょうか。

その代わりみんな家族で出席していて、セレモニーの時以外は家族と一緒にパーティーを楽しんだり写真を撮ったりしていました。

私も家族総出で行きましたよ!

 

大学院卒業後は、日本でアート関連の仕事に就いています。

ありがたいことに演劇やダンスも含めたアート全般、そして海外との繋がりも深い職場です。

まだ研修中の身ですが、毎日楽しく勤務しています。

やっと自分が本当にやりたいことを見つけた気がします。

 

これからは仕事と趣味の両方でアートに関わっていくわけですが

このブログでも情報発信していけたらなと思っています。

まだまだロンドンで見た作品で書ききれていないものもあるので!

ぼちぼち更新していきます。

rise company

ロンドンの劇場とプロデューサー

ロンドンに来て、二つのコミュニティーカンパニーに参加しています。

今はそのうちの一つのリハーサルがほぼ毎日あるのですが、

昨日は日本の劇場関係者の方が、文化庁の研修を通じて視察に来られていました。

先日、プロデューサーが

「今度日本に行くのよー!」と言っていたので

日本の劇場とも交流があるのかと嬉しく思っていた矢先でした。

 

休憩の合間にいろいろお話を聞かせていただきました。

 

渡英前に受けていた、一般向けの演劇レッスンが楽しくて

誰もがダンスを習うみたいに演技を学べる世の中になればいいなと思っていたのですが

年齢問わず演劇に親しむ機会を公共劇場の場から発信しよう、

という動きが盛んになっているそうで

そういう道もあったか!と気づく。

 

私が今いるThe Old Vicは、昔からファンの多い劇場。

ベン・ウィショーがハムレットを主演して一夜にしてスターになったり、

今年はレイフ・ファインズも主演していました。

そういう映像でも活躍する有名俳優の公演も手掛ける一方で

コミュニティーカンパニーの運営もしていたり、

俳優志望の若い人たちへの演技レッスン、

劇作家・演出志望の人たちへのワークショップ、

EU離脱や環境問題について演劇を通じて考えるイベントも手掛けています。

他にも地元の学校に出向いたり、招待したりしているそうです。

あとは劇場併設のカフェバーも素敵。

 

とにかくいろんな方法で、集客・創客する努力をしています。

 

そのためにプロデューサーが何をしているのか、昨日のミーティングで聞く機会がありました。

細かい契約条件の確認、意思決定、寄付をしてくれる団体との様々な調整・交渉・・・

プログラム一つ作るのにも、寄付をしてくれた団体のロゴのサイズや掲載順序など

ものすごく気を遣うようです。

そして今回は一時的に公園に劇場を建てるので

芝生にかける保険や芝生を保護する建築方法、屋根や壁の色や素材など

条例や予算を考慮に入れながら調整する日々。

リハーサル室の外ではそんなことが行われていたのかと、勉強になりました。

 

私は最近、カンパニー・マネージャーのアシスタントをしています。

彼女はいつ休んでいるのかと心配になるくらいよく働く人ですが、

「明日は久々にオフ!寝る!」と言っていたので

今頃ゆっくり休んでいることを願います。

 

私は日・月とお休みをいただき、

次は火曜日にマネージャーの手伝いをした後、Old Vicスタッフの会議に参加させてもらいます。

それまでに修士論文を進めなければ・・・

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8月の公演に向けて

ロンドンにもやっと夏が来ました。

2日間ほど(笑)

この前30度を超えた日があって、ロンドンは大騒ぎ。

私の周りでも予定をキャンセルして日光浴に行くイギリス人が・・・

日本だと日焼け止め!日傘!日陰!と言われますが、

イギリスでは貴重な太陽。サングラスをかけた人が至る所で寝ています。

 

さて、気温が上がる季節にぴったりな(?)、”Rise”という劇の公演に向けて

週5でリハーサルが行われています。

私はProduction Teamに配属されて、

プロデューサーやステージマネージャーのお手伝いをしています。

コミュニティー・カンパニーですが、老舗の劇場The Old Vic Theatreのメンバーが率いているので

彼らの仕事を直接学べるのがありがたいです。

 

で、何をやってるかというと

オフィスでのパソコン作業が半分、リハーサルのお手伝いが半分といったところです。

リハーサルのスケジュールを作ったり、プログラムの写真を選定したり。

プロデューサーとマネージャーの会議に出席させてもらったり。

ステージマネージャーと一緒に小道具の管理をしたり。

遅刻者のリストに提出書類のチェック。

膝を負傷した出演者のために氷を買いに行ったり(笑)

舞台を作り上げるための、小さな作業の繰り返し。

日々のスケジュールを円滑に進めるためのバックアップという点では

前職の予備校運営と似通っているなぁと感じます。

 

舞台でのパフォーマンスも好きですが、

プロデューサーと一緒に働いているとプロジェクト全体が見えてくるので

それがとても楽しいです。

そしてパフォーマーが楽しそうにリハーサルに来ているのを見るのが嬉しいです。

 

ロンドンでいろいろやってみて、

舞台に立つのは趣味の範囲にしておいて

仕事は裏方がいいなぁと気づきました。

日々、リハーサルを終えたパフォーマーが笑顔で帰って行くのを見るのが好きです。

前職で、授業や自習を終えた学生たちを見送っていたのを思い出します。

 

舞台の詳細はこちらから。

http://www.oldvictheatre.com/oldvicnewvoices/community/the-old-vic-community-company/rise-2/

 

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シアターがつくるご縁

約1ヶ月関わっていたLondon Bubble Theatreのショー、After Hiroshimaが終わりました。

リハーサルでは演出の過程を間近で見せていただき、

セットデザインや小道具、衣装についても話を聞くことができ、

本当に良い経験になりました。

 

出演者が来る前に会場入りし、本番に備えて衣装の手入れをする時間が好きでした。

アイロンと裁縫の技術は上がったと思います(笑)

それぞれの衣装がストーリーの一部になると思うとワクワクしました。

 

例えばヨレヨレの服と、きちんとアイロンのかかった服。

どちらも着ているキャラクターの生活スタイルを物語りますよね。

 

「ヨレヨレなのはコスチューム担当がアイロンをサボったからです」

なんてお客さんには言えません。

 

いくら感動的なシーンでも、

「あの人シャツのボタン取れそう!」

なんて気づいてしまったら、気になってセリフが入ってこないですよね。

 

そうならないように細心の注意を払っていたのですが、

複数回公演の舞台裏で毎日こんなメンテナンスが行われていたなんて

実際やってみて初めて気づきました。

 

また、全員の衣装を触っていたおかげで、

パフォーマーの人たちとも仲良くなれました。

ここからまたご縁が繋がっていくのがシアターの素晴らしい面白いところで

私が今参加している別のショーに招待したり、

お客さんとして来られた方の作品づくりに参加させてもらえることになったり、

何だかんだ次へと繋がっています。

 

お世話になったフリーランスのデザイナーさんに、どうやって仕事をゲットするのか聞いてみると

やはり口コミ・紹介がほとんどだそうです。

 

私はまだ学生の身分なので、ボランティアやインターンのステージにいますが

だからこそいろんな現場に気軽に顔を出せるのかなぁとも思います。

 

でも卒業したら、「学ばせてもらう立場」から「コラボレーション」にステップアップしたい。

そんな話を公演最終日に、ディレクターの方としていました。

 

その日が来るまでロンドンにいられるビザがほしいものです。

 

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オーディション体験記2

前回の続きです。

 

8月の公演に参加する、バックステージ・パフォーマー・コーラスの顔合わせがありました。

今回のオーディションで選ばれた人もいれば、数年前から参加している人もいるようです。

 

会場には、オーディション時にお世話になったイケメンステージマネージャー・Pさんが!

 

「コミュニティーシアターとはいえ、皆さんはこの劇場の名を背負うことになります。また、ロンドンは演劇の激戦区です。そこで戦っていけるクオリティーに仕上げましょう」

 

プレッシャーをかけられました。

 

その後、バックステージの各パートについての説明がありました。

プロデューサー、ディレクター、衣装、セットデザイン、照明、小道具など。

どのチームも劇場で働くプロがトップにつくので、私たちは「アシスタント〇〇」となります。

ちょうどアシスタント・ディレクターの説明の時に、ディレクターが部屋に来ました。

 

「アシスタント・ディレクターは、テクスト分析やリサーチが中心です。あとはリハーサルの手伝いもお願いします」

 

オーディション時に聞いた通り、私のイメージするドラマトゥルクの仕事に一番近そうです。

でもきっと人気のポジションなんだろうなぁー・・・

 

そしてついに、配属先の発表。

1人ずつ、名前とポジションが口頭で言い渡されます。

 

6~7名ほどが呼ばれたとき・・・

 

“Maiko?”

 

来た。

 

“You are… assistant director”

 

え?

 

“Because you are interested in research”

 

私 “Thank you”

 

・・・

 

やった!!!

 

本当にびっくりしました。

 

私でいいのかと。

 

その後、他のチームと一緒に台本を読み、必要な小道具をピックアップしました。

大学での研究とは違う視点で読むのは面白かったです。

ワークの途中、ステージマネージャー・Pさんがアドバイスしに来てくれました。

 

「ステージでは一つ一つの小道具がストーリーを伝える手がかりになるから、年代や材質・形なんかもしっかり考えてね」

 

これだから演劇は面白いなと思います。

小道具・衣装・照明・・・全てのものがストーリーを持つ。

 

妄想、いや想像するだけでワクワクしますが、ちゃんとリサーチして決めていきます。

 

5時間のブートキャンプはあっという間に終わりました。

リハーサルはもう少し先ですが、これから楽しみです。

 

実はこのカンパニーを持つ劇場、大好きなベン・ウィショーが無名の新人だった頃にハムレットを演じ、一夜にしてスターになったという場所。

いつか彼と仕事をする!というのがひそかな野望ですが、少しだけ近づいたかな?

近づいてるといいな。

 

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オーディション体験記1

現在関わっているショーのうち、1つは来週末で、

もう1つは4月末に終了します。

 

終わったあと何しよう!

 

と思っていたら、某劇場が運営するコミュニティーシアターの、バックステージの募集がありました。

夏の公演に向けての募集です。

私が見た時は俳優オーディションは終わっていたのですが、

バックステージのオーディションが一週間後!これは応募しなければ!

 

これが2週間前の話。

 

先週、ギリギリで書類を仕上げてオーディションに行ってきました。

500wordsのPersonal Statementなんて大学院出願の時以来です。

今まで何をしてきて、どんなスキルがあって、なぜこのポジションに応募したのか。

そんなことを書きます。

 

つい最近まで演劇は観るか研究するかのどちらかだったので、この1ヶ月での経験に本当に助けられました。

今まで関わったショーを書く欄が、全て今年の分(笑)

 

バックステージオーディションの日時は複数回設定されていて、事前にネット予約をしました。

 

受付を済ませて全員会場に集まると、プロジェクトについての説明がありました。

グループワークと面接と聞いていたので、何をするんだろうとドキドキ。

 

ウォームアップ代わりに簡単なゲームをしたり、短いお芝居を作ったり、ディスカッションをしたり。

ほとんどずっと身体を動かしていたように思います。

 

途中で得意なことを聞かれました。

 

私「ダンスが得意です!」

ってこれバックステージオーディションやから関係ないやん!

 

最後に希望のポジションを3つ書くように言われました。

ドラマトゥルクに興味があるのですが、そんなポジションはなく。

係の人に「どれが一番近いですか?」と聞くとAssistant DirectorとResearcherという返答が帰ってきたので、その二つを書いて出しました。あと一つはAssistant Producerとか書いたような…

 

大した手ごたえもなく、倍率も高そうだったので、これは無理だと思いながら会場を後にしました。

担当のステージマネージャーがイケメンだったので、また会いたいなぁと思いつつ(笑)

 

 

そして一週間後。

 

 

メールが来た。

 

“… would love for you to be part of the backstage team…”

 

なんか回りくどいけど、

 

受かったらしい!!

 

 

何で受かったのかさっぱりわかりませんが、そんなものなのでしょう。

 

土曜日にTheatre Boot Campがあるから来てねと書かれていました。

初顔合わせ兼バックステージのトレーニングが5時間…。

 

そのBoot Campで、配属先が発表されました。

 

長くなるので続きは今度!

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ショーの幕開け

先日、ウェストエンドでのショーの初日を迎えました。

前日の夜まで小道具作りが終わらず、夜中まで必死で作業…

前職で培った名札作りの技術を生かし、ロンドン警察やBBCのIDをパソコンで作成。

ただwordでロゴやら顔写真やら切り貼りして、印刷したものをラミネート加工しただけなのですが、

“Amazing!” “Fantastic!”と

こちらが恐縮するくらい喜ばれました。

こんなところで役立つとは(笑)

 

本番当日は朝からセットや衣装の準備を手伝いに行きました。

こんな状態で間に合うのか!?という不安はあったものの、なんとかオープン。

第1週目は大きな混乱もなく終わりました。

 

初日はバックステージで走り回っていました。が、今後はキャストとしての参加がメインになりそうです。

ちょっと変わったショーなので、大きい舞台でパフォーマンス!というものではないのですが、衣装を着て人前で演技をするというのは楽しいです。

 

2回目のショー本番前のブリーフィングで、お客さまからのコメントが読み上げられました。

その中に作品の内容に関連して、「今まで特に気にしていなかったけど、移民問題について真剣に考えようと思った」というものがありました。

書いてくださった方がこれから何か行動に移すのか、そうでないのかはわかりません。別に何かしろ!というわけではありませんが、自分たちのショーが世の中を少しでも良くするきっかけになったら嬉しいなと思います。

 

また、いろんな人がボランティアで参加しているので、思わぬ出会いがあって面白いです。

一緒に衣装の準備をしたJさんは、4人の息子さんがいる衣装デザイナー。

たまたま彼女のために入り口のドアを開けてあげたことがきっかけで仲良くなり、アシスタントにしてもらいました(笑)

毎日メールのやり取りをしたり、息子さんたちとも一緒にランチに行ったり、まるでホストファミリーのような感覚です。

 

そしてイギリス人の中で働いていると、紅茶の消費量に驚かされます。

仕事に取り掛かる前に

“Would you like a cup of tea?”

と聞かれ、

 

しばらくすると

“Let’s have a cup of tea”

と声をかけられ、

 

ちょっと長く働いていると

“You should have a cup of tea!”

と言われます。

 

大勢で作業をしてたら誰かが紅茶とビスケットを運んできてくれるので、おかげで紅茶中毒になりました。

ちなみに標準的な飲み方は、ティーバッグ(アールグレイが多いかな?)に瞬間湯沸かし器で沸かしたお湯を注ぎ、ミルクを入れるというもの。

めっちゃ普通!!

紅茶の淹れ方や茶葉にはそんなにこだわらないようですが、お茶を飲む時間を確保するということにはシビアです。

リハーサルで忙しかった日の夜、「お茶も飲めないなんておかしい!一杯飲んでから帰る!」と怒っていた人がいたことには驚きました。私はお茶を飲む時間があれば早く帰りたい派なので…。

 

そんなイギリス文化を知る良い機会にもなりました。

ショーはあと2ヶ月続くので、これからが楽しみです。

 

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コミュニティー・シアターでのボランティア

昨日から近所のコミュニティー・シアターでAssistant Stage Managerのボランティアを始めました。

3月上旬のショーに向けて、現在リハーサル中です。

テーマは”After Hiroshima”。なんと日本とのコラボレーション企画です。

原爆が投下された後の広島、そしてイギリスでの反応。

演劇以外にも展示やワークショップなどさまざまなイベントをやっていたそうで、もっと前から知りたかった!というのが正直なところですが、なんとかショーに間に合って良かったです。

 

最初にディレクターと話をしたとき、「これが脚本用の資料」と見せていただいたのが、日本で行われたという膨大なインタビュー。

詳しい中身は見ていませんが、非常に丁寧なリサーチに基づいて作られているようで、日本人の私としてはとても嬉しく思いました。

大学院のdramaturgyの最初の授業で教わったのが、「たとえショー本番で観客の目に直接見えないとしても、制作側・演者としてリサーチは必ずしなければならない」ということ。

たしかに脚本にインタビューの中身が100%引用されているわけではありませんが、想像で作られたものとリサーチに基づいて作られたものは、明らかに違う仕上がりになるのではないでしょうか。

 

リハーサルでの仕事は、ディレクターの指示を聞いて俳優の動きを脚本に書き残していくこと。

どのセリフがきっかけで誰が動き出す、小道具の扱いなど、非常に細かい指示が出されます。

昨日はまだAct1しか見ていませんが、なるべく多く参加して全体の動きを頭に叩き込もうと思います。

 

ひたすら指示と動きを観察して書き残す、地味な作業ではあるのですが

 

なぜかめちゃくちゃ楽しい!!!時間を忘れる!!!

 

最初はあたふたしていた俳優さんたちが指示通りに動けるようになるのを見ると、これがまた爽快。

「よし!できた!」と心の中で何度も叫びました。

見ていると演じる側にまわりたくなるんじゃないかと思っていましたが、昨日はそんなことはありませんでした(笑)

 

昨日はもう一つ、「わんちゃんの面倒を見る」という仕事をいただき(笑)

リハーサル中は私の足元でおとなしく寝ていてもらいました。

めちゃくちゃかわいかったです。

 

もう一つのボランティアでもショードッグを扱う担当になったので、猫派の私にとっては新鮮です。

そちらでは明日わんちゃんのオーディションがあるので、何十匹という犬がウェストエンドの某会場に集まります。

どうなるんでしょう…

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Stage Management

明日からもう一つボランティアをします!

近くのコミュニティーシアターで、Assistant Stage Managerをすることになりました。

つい一週間前まで「このまま勉強しかせずに日本に帰ることになったらどうしよう…」と焦っていたのですが、たまたまwebで見つけて「手伝わせてもらえないか」と担当者にメールしたら、採用してもらえることに。

 

アシスタントとはいえ、Stage Managementの経験は全くないので大丈夫か?と少々不安です。

そこでイメージトレーニングのため、You Tubeで”Stage Manager”と検索(笑)

National Theatreをはじめ、いろいろと出てきました。
Stage Managerは俳優の動きやライト・音響の動きなどを全て把握し、時間通り間違いなく進行させる非常に大事なポジションです。

客席の後ろではこんなことをやっていたのか!と、動画を見てびっくり。

非常に緊張を強いられる仕事に、ますます不安が募りました。

 

ところがラッキーなことに、この前から始めたボランティアで今日、Stage Managementのトレーニングを受けられることに!

今日は午前中に2時間キャスティング関連の仕事をし、午後から2時間×2コマの修士論文ワークショップを受け、その後3時間半Stage Managementのトレーニングという怒涛の一日でした。

大学がウェストエンドの端に位置するので、夕方の劇場街を通り抜けてボランティアに行くのはワクワクします。

 

トレーニングは時間を計りながらトランシーバーでやり取りして…の繰り返しだったのでした。

最初は専門用語と機械の使い方がわからないのと、時間のプレッシャーでパニックに。何度も手順と単語の意味を確認し、最後には何とか動けるようになりました。

よく使う例文と単語をメモしてきたので、スラスラ言えるように練習します…。

 

それにしてもみんな本当によく働くなぁーと感心します。

朝は8時半からミーティング、夜も11時前後まで残っているようです。

好きな仕事をしているからでしょうか。

忙しくてもすごく丁寧に教えてくれるし、ちょっと何かしたら”Thank you Maiko!”って必ず誰かが声をかけてくれて。

大学院生なので同じような働き方はできませんが、彼らが気持ちよく働けるように雑用は進んでしようと思っています。

(昨日も牛乳やら食洗器用のタブレットを買いに行ったり…笑)

 

そういえば今日のトレーニングの差し入れが、紅茶とビスケットでした。

さすがイギリスです。

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ウェストエンド進出

学内で上演される劇のオーディションにことごとく落ち、

お湯と暖房が3週連続で止まり、

ブログが消え、

心の支えだった友人が帰国し、

予習の量が週に1000ページを超え出し、

ちょっと疲れ気味のところに思わぬチャンスが舞い込んできました。

 

まさかのウェストエンド進出!!

 

あるショーの制作チーム兼パフォーマーとして、昨日からボランティアを始めました。

2月末~4月末までの2ヶ月間、チケットは全てsold outだそうです。

 

しばらく24時間営業の図書館に入り浸る生活をしていたのですが、クラスメートの紹介でやっと外に出ることになりました。

紹介してくれたEちゃんは演出家志望のギリシャ人。

クラスで唯一前期も後期も私とまったく同じ授業を取り、ベン・ウィショーの舞台やマシュー・ボーン作品も一緒に観に行きました。

一週間前、学校帰りに2人でNational Theatreのカフェで「ボランティアでいいから何かしたい!」と話していたんです。

まさかこんなに早く見つかるとは。

 

ネットで劇場のインターンを探しても「週に30時間以上」とか「24歳以下」など制限があったり

(学生ビザ保持者が就労できるのは週に20時間まで)

ボランティアもものすごい競争率らしいのですが、

やはり最初は人からの紹介が一番強いと感じました。

 

さらに私のビザはエンターテイナーとして働くことを禁じているので、

パフォーマンスをしたければ必然的にボランティアとなります。

ちなみに紹介してくれた友人EちゃんはEU圏出身なので、ビザは不要とのこと。

うらやましい!

 

守秘義務があるのでショーの詳細は書けませんが、

4月末まで精いっぱい頑張ります。

 

ボランティアに行って、まだまだ英語力が低いことを痛感…。

例えば電話応対。

社会人になりたての頃は、日本語でも苦手でした。

ともかく慣れが大切だと思っていると…

いいタイミングでまたお湯と暖房が止まりました。

おかげで昨日から管理者に電話しまくっています。