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未来は明るい:After Hiroshimaディスカッション


私が約1ヶ月関わらせていただいた劇、After Hiroshima。

公演は残すところあと1日です。

昨夜はショーのあと、ゲストによるディスカッションがありました。

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ショー自体はタイトル通り、広島への原爆投下後の出来事がテーマになっています。

しかし内容は「戦争はとっても悲惨でこんな悲劇があって…」という重苦しいものではなく、

更なる犠牲者を出さぬようにと行動した、イギリス人たちの姿が描かれています。

そして劇中にも出てきたイギリスの反核団体CNDの活動家2名が昨夜、パネリストとして来られました。

 

まず、パネリストたちの人選が面白い。

その2名の活動家に加え、作品を書いた劇作家、ミュージシャン、ショーに出演した俳優、そして演劇研究者。

芸術・研究寄りの人がいたのが嬉しかったです。

というのも、私自身はデモ行進とか平和運動に直接関わるというのは考えたことはなく、

あくまでも演劇・パフォーマンスを通じて何ができるかを

「作品を作る」「情報発信する」という立場で考え続けたいと思っているからです。

 

さて、劇中にも出てくるイギリスの反核団体・CND。

(ウィキペディアのリンクを貼っておきます。CND Wikipedia

劇中では、1958年に初めてロンドンから核兵器工場のあるオルダーマストンへの行進を行ったときのシーンが出てきます。

 

初めて台本を読んだとき、日本から遠く離れたイギリスで

広島・長崎での出来事に心を痛めて行動した人たちがいたことに心を動かされました。

そして、今でも活動していることに驚きました。

昨日のディスカッションでも言及されていましたが、

本来であればCNDの活動は過去に終えられるべきだったのに

いまだに活動しなければならない=核兵器が存在するということです。

今は学校での平和教育にも力を入れているようですが。

 

ディスカッションの最後にオーディエンスからの質問タイムがありました。

核や戦争のことで会場の空気が少し重くなっていた中、

ジャーナリストの女性の発言が印象に残っています。

 

「メディア批判や将来を悲観するのではなく、

もっとメディアをポジティブに捉えて、未来は明るいと考えてみてはどうですか」

 

会場から拍手が湧きました。

どんな運動も現状や将来に不安があるからこそ活動を始めるのだと思いますが、

メディアやネットを味方につける・未来は明るいと信じることは

単に「〇〇反対!」と叫ぶより大切なことではないでしょうか。

 

今回の作品には、小学生の子からお年寄りまで参加しています。

日本人、イギリス人、他にも欧米・アジア各国から来た人たちがいます。

こんなに様々な年代・国籍の人が一堂に集まって戦時中・戦後の出来事に向き合うのは、

ロンドンでの演劇の醍醐味だと思います。

 

残す公演は今日の昼・夜のあと2回。

楽しんできます!

 


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