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土と牛乳にまみれて:FEAST


教育上あまりよろしくないパフォーマンスを観てきました。

 

FEAST=饗宴、宴会。

 

名前から連想されるように、「食べ物」をテーマにした作品です。

 

とてもグロテスクな。

 

うちの大学院では学期ごとに「おすすめのパフォーマンスリスト」が手渡されます。そのリストを作っている先生がわりと前衛的な作品を好むのか、観に行ってビックリすることも多々ありました。今回は先生と私とクラスメートの3人で観てきました。

 

会場はBattersea Arts Centre。実験的な作品を多く扱い、若手アーティストが多数活躍しています。

21時開演、自由席。開演ギリギリで入ったので、席はほとんど埋まっています。

唯一空いていたのが最前列。なんでだろうと思いつつ最前列に行くと…

 

客席と繋がったパフォーマンススペースには土が敷き詰めてあり、目の前には非常に薄着の(ほぼ裸の)女性2名と男性1名。それぞれフォーク・スプーン・ナイフを持ち、足首にロープでたらいのようなものが括り付けられ、ポーズをとっていました。

 

それでみんな最前列を避けたのか…

 

照明が切り替わると、3人は土の上を這い始めました。

体中、土だらけ。しかも動くとこっちに飛んでくる。

 

“Breakfast”

 

前方のスクリーンに文字が映されました。

すると、上から滝のように牛乳が!!

3人は口を開けて上から降ってきた牛乳を飲みます。

 

ここで私と隣にいた友人のカバンに悲劇が…

 

脚の間に挟んで置いていたら、土と牛乳まみれになりました。

帰ってからウェットティッシュで拭いたらなんとかなりましたが、友人は布のバッグだったので心配です。

舞台後方ではシリアルが降りました。

欧米の朝ごはんです。

 

 

“Lunch”

 

豪華な食材が乗ったテーブルが現れました。

生肉とか。生野菜とか。

お弁当によく入ってるタイプのミートスパゲッティとか。(あのめっちゃオレンジなやつ!)

 

スパゲッティをわしづかみにして戦い始める2人。

案の定、こちらに飛んできます。

オレンジ色の服を着ていったのが不幸中の幸い…

 

その後赤ワインを飲み始める3人。

今にもグラスからこぼしそう+口から噴きそうだったので、

 

「頼むから赤ワインだけはやめて!!!」

 

と心の中で叫びました。

やはり口から噴き出したのですが、幸いこちらには飛んでこず。友人もかなりドキドキしたそうです。

 

ほかにも生肉を身体にたたきつけたり、ほうれん草をこすりつけたりしていたので、パフォーマーの身体はドロッドロです。

 

“Dinner”

 

3人がテーブルに立ち、まさかの排泄シーンから始まりました。

うまいこと動きと音で表現していましたが、本当に吐くんじゃないかと内心ヒヤヒヤ。

ここからは小型カメラを使い、食材や口の中をスクリーンに大写しにしていました。

ラップで顔をぐるぐる巻きにして動かなくなるなど、死を連想させる演出でした。

 

ここまで食への渇望・無駄を直接的に描いた作品は初めて見ました。

終演後、駅で食べ物の匂いが漂って来たときはただただ気持ち悪いとしか思えませんでした。

帰りにスーパーで買い物をする予定でしたが、できませんでした。

 

しかし悲しいことに、人間はすぐに忘れてしまう生き物。

翌日は普通に肉を食べました。

 

 


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